自分で作成したオリジナルデザインを車などに貼るステッカーとして作成します。
デザインの作図
オリジナルステッカーのデザインを作成するソフトはイラストレータが最も適しています。オリジナルデザインで業者に作成依頼する場合も最適です。ほとんどの印刷機はイラストレータを認識しています。
イラストレータで作図できない場合は、フォトショップやエクセルなどのソフトでも可能ですが、出力依頼する場合には「PDFファイル」で送付すると良いでしょう。
オリジナルデータで使用された文字(書体)はアウトライン化しておくのが重要です。アウトライン化できない場合にはデータ全体を画像ファイルにすると文字の形(書体)が保持されたまま業者に届きます。せっかくご自分が気に入った書体を使っても、書体としたまま業者におくっても、業者のコンピュータにその書体がインストールされていない場合に、文字の形がデータ通りに表現されないからです。「JPG、TIFF」などの画像として渡せば文字の形はそのまま伝わります。
色の再現性
作図するソフトや出力する印刷機械によって色の認識が異なるため、同じ色でも印刷されたときニュアンスの異なる色になる場合があります。これは避けようのない障害です。こんな時は、DIC色見本帖などで仕上がり色を番号指定することになります。仕上がりの番号指定すれば業者はそれに合わせて印刷できます。
使用目的によってステッカー素材を指定します。
ステッカーを主に車に貼って使用する場合は、「車使用とか車用」と指定することによって屋外耐候性のある素材で作成できます。
屋外耐候性のステッカー素材は、ほとんどがエンビ、ポリエステルなどフィルム系の素材です。第一に耐水性のあることが重要です。次に太陽光線の紫外線に耐久性があることが重要です。UVカットのラミネートが必要になります。単にPP加工しても紫外線カットの性能がないので退色してしまいます。ご注意ください。
車に貼るステッカーは、車の曲面に貼ることもありますので、素材の伸縮性も大きい方が良いです。車に使える素材では、ポリエステルよりもエンビステッカーの方が適しています。